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脱普遍的 [日々生活]

最近、脱ぎ捨てることに気持ちがいく。

出してきた音、言葉の意味、価値観、好きなもの、嫌いなこと…。

「普遍的」なこと。
どこでも変わらず、根底に流れている何か。
そんなことに惹かれていたけれど

このところ「普遍的」っていう言葉が自分の中で色あせてきた感がある。
実はそんなものはないんじゃないか。
実は普遍的って作られてきたものじゃないか。
人の持つ大切なものに対する価値なんてかなりゆるいところにあるんじゃないか。

広く普くことって「全ては変化する」ってことだけなのか。

なんてことを空を見ながら思う。
だからって別に日々変化することに何の怖れも感じることはないにせよ
どうやっても脱ぎ捨てられないものって何なのかなと
心の底でうらうらと考える。

秋深しだ。
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朝のお客さま [日々生活]


Early in the morning @cafe
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お別れのピアノ [日々生活]

昨年、練習室が閉鎖になってすぐ、ご好意で弾かせていただいていたピアノ。
持ち主の方がピアニストの本田竹広さんとお友だちで
本田さんが亡くなる前によく練習に来られていたとのこと。

しばらく放置されていたので初めは鳴らなかったピアノが
途中から明るい音がコロコロするようになった。

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調律もしてとても調子がよかったんだけれど
突然この場所も閉鎖になりこのピアノも売られることに。

査定業者が来て話をすると基盤にヒビがはいって、もうかなりのおじいちゃんらしい。
50年以上前、しかもYAMAHAじゃなくてNIPPON GAKKIですから。

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値がつかないものの東南アジアに寄付されるとのこと。
査定の青木さんに「潰すということは絶対ないですから。
必ず弾いてもらいますから」と言われて、なんか泣きそうになってしまった。
「青木さんに託しますね」と無事にピアノを送り出しました。

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1年半の間、よく話をしたね!おじいちゃんピアノ。
本当にありがとう。

さて、また素敵なピアノに出会えるかな。
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すもも祭りにカラス団扇 [日々生活]

府中の大國魂神社で毎年恒例7/20に行われる
すもも祭りのことを知ったのは当日の朝。
たまたま立川に用事があることもあって
府中で途中下車して行ってみることに。

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このような神社。
名前の通り大國魂大神がまつられています。
大國魂大神=大国主命。
衣食住、医療、おまじないをたくさん知っている神さまです。
大国主命と少彦名神が一緒に日本国内を旅するのは有名ですが
私が好きな神は少彦名神。
だから余計に一緒に旅した大国主命をおまいりするのは
シンパシーを勝手に感じるのです。

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そしてこんなカラス団扇。←販売用はもっと小さいですよ、モチロン
感動的なかっこよさ!
農業をする上での虫除け、そして厄除けの力があるとか。
7/20しか買えないんだそうです

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人型を水神社の泉に浮かべて厄を祓ったり。

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神楽をみられたり。


"すもも祭り"と"カラス団扇"という言葉の響きの楽しさに誘われて訪れました。
ありがとう、神様たち。
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夕立のあと [日々生活]

ビルと雲の間
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覚書・歌舞伎 [日々生活]

【2016.6 歌舞伎座 宴の後】
今月の狐忠信を演じた市川猿之助さん(友人とは元亀と呼ぶ)は凄まじいまでに役者だった。
体の動き、ひとつひとつの見栄の美しさ、次のモーションに移る時の絶妙な間合い。
若手で私が一番好きな歌舞伎役者さん。

で、最後に宙乗りの狐忠信は桜吹雪の中で去っていくのですが
三階席の丁度宙乗りの側だったため私たちも一緒に桜吹雪にまみれながら
嬉しそうに飛んでいる彼を見て大拍手。満喫の夜。
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学ぶ場を作ること [日々生活]

友人夫妻のお誘いで早稲田大学の国際教養学部の講義に出席した。
モーツァルトのオペラや映画のアマデウスから当時の宗教観、音楽など
もろもろを探る内容だ。

友人の幼馴染という、マエストロ・甚目先生の軽快で芯をつく講義に
各国からの生徒さんもいろんな意見が飛び交う。
講義は英語。英語の単語の意味合いも討論のひとつで興味深く
実践と座学の割合が絶妙で人気講座なのもうなずける。

学生はこの講義で音楽やオペラの背景、その時代の背景や
それ故に抱く感情、欲求、信念などを知識としてだけではなく
今の自分の照らし合わせて頭をフル回転させて考える。
さらに先生の音楽家として、そしてものを伝える人としての姿勢を
受け取るのだ。

学ぶは真似るが語源という説もあるけれど、真似るってとてもいいこと。
パクるのではなく真似るのは精神性にまでつながる。
「この授業、楽しい!」と感じることだって充分精神性に繋がる。
楽しいからこそ音楽はぐっと身近になる。
そして、受動的に知識を増やすだけでなく自分の頭で考える。
ここまできて、初めて真似ることになる。
学ぶ場を与えられている学生、充分その地位を堪能できる4年間でありますように。

そんな中、小説家の友人はレクチャー、私は即興で何か弾くということになり
いきなり歌うたいとピアノ弾きに。

終わってから学生さんが「私もあの曲(His Eye Is On The Sparrow)知ってます。
クラブで歌っていてびっくりでした!」と声をかけてくれた。

初夏のフレッシュな眩しい時間だった。

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見えていない世界に気がつく [日々生活]

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写真のワークショップに通いました。>>小原孝博Photoワークショップの内容はこちら
毎回テーマに沿って撮った写真を何枚か、先生と一緒に参加する人たちに見てもらい
感想を述べてもらうという形で
いわゆる撮り方を教えてもらうというワークショップではありません。

このワークショップの面白さは写真をみてもらった後で言ってもらう言葉は
私自身が気がついていない内面や欲望を明確に示しているように感じたこと。
やっぱり写真も内側を如実に表すのです。

一緒に出席している参加者の皆さんの写真はその人が美しいと思っているものを
新たに見せてもらっているみたいで
「これ、素敵なの」「こんな面白いものあったんだよ」と、私が普段見過ごしている
小さなものがまるで宝物みたいにそこに写っています。
ああ、やはり世界は好奇心の対象になり得る、ワクワクで溢れていると改めて感じます。
人は普段ものを見ているようで見ていない、自分の目線はあくまでも自分の目線でしかないのです。
だからどの方の写真をみても発見があり、感心します。

写真でしかない表せないものがあるからこそ、写真家は写真を撮るのだと
先生はおっしゃっていました。

まだまだ見えていないものはたくさんありそうだ。

そして、改めて音楽でしか表されないものに魅了される毎日なのだ。
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【2016.3.20 春分の日】 [日々生活]

桜が次々と咲き出した。


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ソメイヨシノもついに開花宣言。

当たり前のことが当たり前のように起こることを自然は形で示してくれる。

そんなわけで、そんな桜を見ていて気がついたことがひとつ。
私にとって大きいことがスコーンとわかった。
まさしく腑に落ちた。
春の始まりにやってきた発見だ。

そして木蓮の向こう側の月。

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行け、おひなファミリー! [日々生活]

桃の節句が迫る中、おひなさまを出しました。
前は実家で出してもらっていましたが、この2、3年は自分で出すことに。
出すのは面倒くさい、と体力気力を使うこの作業に実家からヘルプの要請。

思うより大変なこの作業ですが、丁寧にやればやるほど発見が多いのです。
今年は男雛と女雛を逆にしてみました。
実家では関東式に並んでもらっていましたが、自分を考えると男子は左側にいてくれた方が
安心かなと思ったりして(京式?)。

日本の行事は本当によくできていて、丁寧に支度をすることでものを大切に扱うことや
行儀を学びながらその季節を感じられるようになっています。

このおひなファミリーも一年に一回出てきてくれて、いろんなことを考えさせてくれます。
一年近く押し入れで寝ているので寝ぐせがついたりして、それを直してあげるのも楽しく愛おしい。

行け、おひなファミリー!
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