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学ぶ場を作ること [日々生活]

友人夫妻のお誘いで早稲田大学の国際教養学部の講義に出席した。
モーツァルトのオペラや映画のアマデウスから当時の宗教観、音楽など
もろもろを探る内容だ。

友人の幼馴染という、マエストロ・甚目先生の軽快で芯をつく講義に
各国からの生徒さんもいろんな意見が飛び交う。
講義は英語。英語の単語の意味合いも討論のひとつで興味深く
実践と座学の割合が絶妙で人気講座なのもうなずける。

学生はこの講義で音楽やオペラの背景、その時代の背景や
それ故に抱く感情、欲求、信念などを知識としてだけではなく
今の自分の照らし合わせて頭をフル回転させて考える。
さらに先生の音楽家として、そしてものを伝える人としての姿勢を
受け取るのだ。

学ぶは真似るが語源という説もあるけれど、真似るってとてもいいこと。
パクるのではなく真似るのは精神性にまでつながる。
「この授業、楽しい!」と感じることだって充分精神性に繋がる。
楽しいからこそ音楽はぐっと身近になる。
そして、受動的に知識を増やすだけでなく自分の頭で考える。
ここまできて、初めて真似ることになる。
学ぶ場を与えられている学生、充分その地位を堪能できる4年間でありますように。

そんな中、小説家の友人はレクチャー、私は即興で何か弾くということになり
いきなり歌うたいとピアノ弾きに。

終わってから学生さんが「私もあの曲(His Eye Is On The Sparrow)知ってます。
クラブで歌っていてびっくりでした!」と声をかけてくれた。

初夏のフレッシュな眩しい時間だった。

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