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リトグラフワークショップのコーディネート [アート系のワークショップ]

「人間の中にある創造性の芽に気がつく」ということ。
時に知識や知恵を与えられ、好奇心と共に創造性のスイッチが
パチンと入ることがあります。
知的好奇心をむくむく持っている大人がどんな作品を作るのか、
今はむしろ子どもよりも、大人のもつアートの芽に私は興味があります。

今回はリトグラフのワークショップを主催しました。
少人数でじっくりという形を取りたかったので
まずは、アートに興味のありそうな、かつ普段アートに携わっていない友人たちに
参加してもらうことにしました。

今回の講師は版画の摺師である尾崎正志先生。>>尾崎正志版画工房のFBはこちら
銅版画、リトグラフを始めとする版画技法の知識と技術を持って
版画の摺りを極めている職人であり、技術者です。

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紙、石、布、インク、化学合成物質など版画で使う素材や紀元前から始まっている
印刷技術の発展など話題は尽きません。
そして、その後にリトグラフの版を描き始めます。静かな時間。

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リトグラフは刷るまでに工程があって、それをひとつ間違えると版が壊れてしまいます。
そんなわけで、尾崎先生の作業の様子をじっくりと見ながら
どんな物質を使うのかを説明をうかがいます。
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これはインクをのせる前に
ラズンとタルクパウダーをかけているところ。
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出来上がった作品は2種類の紙で刷ったもの。
紙質でインクの染み込み方や質感が違います。
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みんなで記念撮影。パチリ。
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それぞれの作品をみて、やはりその人がどこかに出ると感じました。
私の見ている友人の姿はその人全てではないけれど
私の前にいる友人のかけらが作品にはある。
そのことが私をとても安心させたのでした。
不思議。

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