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歌とともに目の前にみえること [日々生活]

秋になって気温が低くなってくると、ぐっとやる気も失っていく夏生まれの私ですが
やる気が落ちるというのは、前のめりにならないという意味においては
バランスがよいのです。
どうしても「行動する」ことに目がいってしまうので
秋は心を中庸にする時期になっています。
しーんとすることは私にとって、とても必要です。

深夜ふと、私の祖母の歌集を手に取りました。
祖母が亡くなって10年以上経ち、叔母たちが祖母の残した歌を
形にしようと動き始めて
それはそれは立派な表装とともにまとめ上げられました。

父や叔母の寄せ書きから
なるほど、そうだったんだと思うこともあり
やはり、この家に生まれてきて
こう考えるという自分の性格の芽はここにあるんだと(笑)。

明治生まれの祖母は高等女学校時代、冬は寄宿舎にいて
そこで舎監の先生の賛美歌やいろいろな歌を聴いていたそう。
そして、そこで歌われていた曲を
その後よく英語で口ずさんでいたよう。

その曲たち、多分 ー私がこれまで歌ってきたものだったり
これから歌おうとしているもの。

結婚して自分の実家の農業を受け継いだ祖母は
農作業の後に信州の家で山や田を眺めながら
英語や日本語の歌を歌っていたのだなあと思った瞬間に
目の前にその風景がパッと広がりました。

つながる、という言葉を安易に使うのは普段避けています。
でも、自分が今を生きていることと私の前を生きていた人が
見えない糸(意図、かも)でつながったとその時感じました。

見たことのない風景が頭の中にふっと浮かぶこと。
やはり人の想像力は時間を超えますね。


image1.JPG
image2.JPG
祖父の描いた仏像

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