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ひのもとは あめつちかみひと やおよろず いのちのうみに うかぶ まほろば [日々生活]

つくづく、日本の多様性を感じる古事記の世界。
二元論では語れない美しさと逞しさ。
表面的な世界のその向こう側にある見えないものたち。
そして、この古事記に何を書き、残そうとしたかという
大伴家持と稗田阿礼の考え。

そしてみえないものを感じて、見せたり、聴かせたりするのがアート。

表す時にはその向こうに何かあるのだよ、と感じてもらうだけで充分と
音楽家の端くれの私には、メッセージをもらっているように感じた。

この舞台の中には能を含めた猿楽の思想に通じるように思った。
丁度今、中沢新一「精霊の王」のなかの明宿集を読んでいたので、
たまたま感じたのかもしれないけれど。

日が経つにつれて、いろんなことを考えさせる。そんな深い舞台をみせていただいた。
演出、舞台演出も古事記を何次元にも感じさせるものだけれど、
その形がシンプルで素晴らしいものだった。

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