譲り受けること

あっと言う間の5月。
もう2013年も1/3が過ぎてしまった…。
そんなことを思いながら、新しいことを始めたり勉強し直したりの日々。

幼稚園からの友人で芸大の作曲に進んだ彼女に
基本的なクラシックの和声を習い始めた。
JAZZの理論はある時期に勉強したのだけど、
さらにかっちりとした、規制の多いものが私には必要なんじゃないかと。
帰納は得意なんだけど、ほっとくとどんどん広がるので
徹底的に演繹してみることにした。

この時期にきたからこそ、よくわかる。
時期ってあるんだとつくづく感じる。

音楽だからこそ、自由だからこそ知りたいことはたくさんある。
まだまだだな、本当に。

連休で実家に帰った時、なんとなく母の持ち物を見てみた。
そこにあった翡翠の指輪。
父に聞いてみると、母方の祖母が持っていたものを母が譲り受けたと。
祖母は祖父の仕事をバックアップしながら自分の趣味を精一杯楽しんだ人だった。
そんな祖母と似ている母は仕事をしながらも、自分の趣味を生かし、
そして人を集めて繋がりながら常に人の先に興味がある人だった。

二人とも人よりは長生きではなかったけれど、パワフルに人生を充分に生きたように思う。

そんな生き方って悪くない。
私もそんな生き方を少しでもしたいと思って、指輪を譲り受けることにした。

勝手に楽しくなって、想像して、勝手に力づけられながら
毎日がどんどん進んでいく。
まだ、今年は2/3もあるんだ。