沖縄へ

独自の文化、空気感、色彩感。
どれをとっても豊か。

現代社会でいろんな問題を抱えていても
未来、最後まで残るのは
こういう地のように思う。

清里へ

目の前の光、銀白、闇に向かう空、全てに洗われる気持ち。

初のイースターで

シアトルでは時差ぼけにならずに済んだのにも関わらず
こっちに帰って時差ぼけ対策は万全のはずが
3時くらいにぱっと目が覚めてしまい、メールをチェック。
そこで感動的なメールをいただいていて、それを読みつつ励まされ、
そして心の美しい人が使う言葉は力を与えるなあとまたもや泣く。
私にとって泣くという行為はいい意味で感情を放すことだと最近思っている。
ガツンガツン泣いてみよう。

シアトルではイースターに合わせて東日本大震災のプレゼンテーションをさせてもらった。
話をしたのは友人のTさんだけど、私はスクリプトを書いたり、写真を集めたりと
あちらに行く前にいろいろと準備をした。
準備途中で心が張り裂けそうになった。凄まじいことが起きたという今の情況。
311から非日常を生きる被災地の人々。現実はもっと酷いのだろう。

イースターのゴスペルミュージカルを仲良くしているクワイヤ(Total Experience Gospel Choir)が
教会で4日間やるとのこと。ワタクシ、初のイースター祭参加。
ノンポリなのでイースターって卵に絵を描く、キリスト復活のお祭りくらいの知識。

で、このゴスペルミュージカルがすごかったの。
キリストがどうやって十字架にかけられ、死に、復活するかを描いているのだけど
出演者の力強い歌と復活を喜ぶ様が、聴いている私たちにダイレクトに飛んでくる。

まるで、震災後の東北地方の復活を願っているかのように。

最後にマイケルジャクソンの物まねの人が出てきて「Man in the mirror」をやったんだけど
これがよかった！歌詞がまた、日本の今にピッタリ。「This is it」の最後を思い出した。

If you wanna make the world a better place
もしもあなたが世界をよりよい場所にしたければ
Take a look at yourself, and then make a change
あなた自身を見つめてみて。そうすれば変化がうまれる。

Stand Up! の言葉で皆立ちがっていたし、基本的にある一定以上の年齢より上の人って
マイケルジャクソン好きなんかなと(少なくとも曲は知っているという意味で)。

後に、牧師のパットにイースターや聖書について話を聞いた。
英語力ダウンのため60%くらいしか分かんないけど(笑)、なるほどと納得。知ることの大切さ。

そして、ここから大きな動きが始まりそう。
来年まで続く大きな流れ。教会から寺への支援、どうなっていくのかわからないけれど、
何か大きな力や愛がどんどん生まれていくことを願っています。

そんなんで、ゴスペルのセットリスト。

ひたすら熊野

とりあえず1時間山道を車で進む。
右側には熊野川が見えるけど運転中でちゃんと見えない…。
熊野本宮横に車を置き、そこからバスで発心門王子へ。
ここは熊野古道中辺路の最後の7km地点。そこから本宮大社まで歩く。
雨なんだけど「私たち、不浄だから浄化されてるのかねーっ」といいながら、てくてく。
ひたすら下り下り下り…。右側にはシダの群生、左側には杉林。
植物は詳しくないけど、いろんな植物、樹木の香りが漂う。
雨が降ると緑が映える。
人もいない熊野古道は何十年、何百、何千年も前からこんな緑を映していたのだろうなと思う。

そして最終日は熊野川の川下り。
川から見ると山の景色はまた変化。
雨の中、渡し船に乗っているとそこここからもやが上がったり、
小さな滝が見えたりして墨絵のよう。

そして最後に神倉神社におまいり。ここでは人に助けてもらうありがたさをしみじみ感じ、知った。
そして絶妙なタイミング。神さまって本当にいるのかなと思った。

珍道中の3日間、一年に一度の神社仏閣山巡りメイトのHさん、ありがとう。
Hさんと行くと行き場所を決めてるわけじゃないのに
「こっちこっち～」と腕をひかれてる気分です。

那智の滝へ

かねてからの計画で熊野古道を歩くの巻。
まずは熊野三山の一つ、熊野那智大社と青岸渡寺と那智の滝へ。
神さまと仏さまが隣どおし。ご近所付き合いも良好。日本って寛大だ。
那智の滝では小一時間ぼーっとしました。
龍神が見える勢い。内側から叩かれている感じ。自然はすごい。

そして、夜はこれでもかというほどの鮪懐石料理。鮪づくし。