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アフリカ・ケニアからの風 [日々生活]

もうひと月以上前になるけれど
"亭田歩(映画監督)x早川千晶(ケニア在住)x萩原孝一(作家)トークセッションVol.2 いのちの響き"というイベントに行った。
このイベントは友人が「このイベントに行く」とFBでシェアしていて
偶然見た瞬間、思わず「え!」と声を出してしまった。
なぜならこのイベントのスピーカーの早川千晶さんは浜松の高校時代の同級生。
そして、彼女と私は一度も同じクラスになったことはないけれど
接点がなぜかちょこちょこあった。

高校時代にお気に入りのバンドが同じで、彼女は私のクラスの教室にいきなり
「お友達になりましょう!」とニコニコしながらやってきてくれた。
その笑顔を名前を聞く度にふっと思い出していた。

その後、大学時代にそのバンドが解散することになり
最後のコンサートに一緒に行って以来連絡をしていなかった。
その2年後くらいに、彼女と一緒に高校時代、ユニットを組んでいた同級生に偶然山手線で会って
千晶さんが世界中を旅していることを知った。

それからもう10何年も経った後(そう、随分経って)
雑誌「ソトコト」に彼女が書いた記事を偶然に見つけた。
そこでケニアにいることを知った。

さらに、それから数年して高校時代からずっと仲の良い友人
(彼女はご主人の仕事の関係でアフリカ大陸と南米を行ったり来たりしている)が
日本に帰って来たときに「アフリカで千晶さんの友人と知り合って、
今度南アフリカで3人で会うかも」という話を聞いた。

姿は見えないのに、なぜか名前を聞く。風みたいだ。

そんなこともあり、このイベントで彼女の話を聞いてみたい!と思って出かけてみた。

内容は彼女がどのような生育歴を持ち、成長し、さまざまな出来事があり
ケニアにたどり着き、その国に住む人たちにどのような魅力を感じて
30年そこに根を下ろしているのかということ。
それはここでは書き切れないので
ぜひ日本に帰って来たときに彼女の話を聴きに行ってみてください。

それで感じたのは、初めて彼女が満面の笑顔で「お友達になりましょう!」って
言ってくれた誰に対しても変わらないフレンドリーな心の根っこはずっと変わらなくて
その精神でずっと活動されてるんだということ。
大変なことも理不尽なことも諦めなければなんとかなるという強い気持ち
人としての力強さや知性や優しさ、そして厳しさが言葉の端々にあった。

何十年も年月をかけてこのように話を聞けたことに
私もこういう話が少しは理解できるように成長したのかもしれない、思った。
だから会えたのかな。

そして、千晶さんは音楽活動も続けられていて、毎年トーク&ライブをされていると。
高校時代の彼女の歌う姿を見てるので、このこともとっても嬉しい。
実は高校の時にお互い同じライブハウスで音楽活動をしていたことがあるから。

で、今秋に発売されたタイロン橋本 with Pacific United Bandのマキシシングル「Mandela」は
タイロン氏がマンデラの寛容さ、忍耐強さなどに触発されてできた曲。
私はそのCDのレコーディングでオルガンを弾き、コーラスに参加した。
丁度CDを持っていたこともあって、その曲の内容を彼女に紹介した。
マンデラという言葉を彼女が聞いた時にやはり真剣な目になったのが見えた。
アフリカに住む人にとってのネルソン・マンデラという人は私たち日本人には思いもよらないほどの気持ちがあるに違いない。
ましてや彼女は、マンデラが大統領になった時にアフリカ大陸にいたのだから。
でも、このようにリアルにネルソン・マンデラを少しでも身近な存在と感じた人たちに
共感してもらわなければ、届いて欲しいところに届かない曲だと思った。

いろいろなアドバイスをいただいて、理解するのには時間がかからなかった。
やはり、いつかアフリカ大陸に行きたい。
この目で、この足で歩いて感じなくてはわからない、ということ。

とにもかくにも、会えたことに感謝するばかり。
来年も会いたいな、何か一緒にできる日がくるといいな、と願っています。

マゴソスクールを考える会
早川千晶さんのFace Book

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