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石に天体をみた日 [旅しました]

友人Shioさんが主宰しているトトラボ植物療法の学校でついに岩石と鉱石のセミナー。
講師は大学で教鞭をとられている萩谷先生

2回の講義の後、最終回はフィールドで石を観察。場所は秩父の長瀞へ。

なんと、埼玉なのに家から3時間とは。
そして現場、長瀞・虎石の説明。



ついた先の河原に広がる風景は惑星がむき出しになっているみたいだった。

月に降り立った宇宙飛行士はこんな気持ちだったんだろうか。
水色の石、グレーの石が薄く重なり合っていてボーダーの模様に。

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さらにルーペで見るとそこにはさまざまな形やなんやらそれはそれは美しい世界が見える。
こんなに小さいキラキラしたものが立体化して集まっている。
普段「きれいだな」とみているものは単純にきれいなだけじゃなくて、複雑にきれいだけど見えている形がシンプルにきれい、と思うと
やはり、シンプルは複雑の塊でできているんだと納得する。

空だって高いところにあるからルーペでみられないけれど、みたら複雑な色が合わさっているんだろう。

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宮沢賢治も訪れたという場は、彼が心の中にふっと宇宙を感じたのかなと思わせるような壮大さがあって圧倒された。私は今どこにいるんだろう?と何度も地球以外のどこかにいるような気持ちになった。

地球の活動はまさに自立したアート。
私にとって自然科学に触れ、感じ、思考するのはまさに先生からいろんな知識や知恵を授かっていることと同じ。
ピアノを弾き、音を探っていくことと何の変わりもない。
そんなアートを観てインスパイアされるのはまさに野性を研ぎ澄ますってことなのかな。
ただ今「野性」について思考中。
ウィル研のウィル展はこちらからどうぞ

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